●アイカム50周年企画「30の映画作品で探る”いのち”の今」
第15回 医薬と人類 長く深い関係をひもとく <2021年2月13日(土)>
■参加者の感想から
NTさん:
初めて医薬の歴史を知りました。学術的で生命と健康と薬について考えさせられました。
SFさん:
50周年おめでとうございます。とても面白く見させていただきました。台本・構成などすごいなあと思いました。哲学的で、これからのあり方にも考えさせることが多く感激いたしました。
TAさん:
大変幅広く深い映画で興味深く拝見した。ただ、今と較べると、この時代の薬は健全で、皆が信じられるものだったことが一寸羨ましく思えた。
TYさん:
昭和40年代から伝統医学に関心を持ってきましたが、改めて生活文化として薬を見返すきっかけにしたいです。これからの医療のあり方を考えるためにも、歴史的にみることが大切と考えます。終末期医療には宗教観がかかせないと思います。映画では公衆衛生の大切さを訴えていましたので、公衆衛生の大切さを、コロナ期を契機にもっと深めなくてはと思います。
KTさん:
言葉として「宇宙と小宇宙の人間」「心と身体の統一性」。映像のもつ力を改めて感じました。「コロナ禍が投げかけた持続可能な共生社会(仮題)」的なSDGsのテーマで映像化をしていただければと思います。
NAさん:
とても内容の濃い2本の映画で、1本目は世界史としても興味深かったし、2本目は医療のあり方について考えさせられるものでした。
・「薬と人間」・・空間・時間を網羅したような壮大な薬の歴史。近年のウイルス禍で<蘇民将来>という言葉をよく耳にするが、奇祭として知られる
蘇民祭の由来と内容はこれを見て初めて知った。
・「薬の心を訪ねて」・・宇宙のはじまりから説き起こされたのには驚いた。実際の薬や医術少し離れて、癒し、心のあり方にも話は広がり、さらには科学の進歩が毒や不幸をひき起こしているのではないかという警告までなされている。
こういった歴史ドキュメンタリー大作を作らせてくれる、幅の広いスポンサーに恵まれたのはすばらしいことだと思いました。
YSさん:
ゆったりした空間でぜいたくに見れました。1本目は、多様な見識がつまった感じ。2本目、はじめの監修者が並ぶのは異様に感じた。タイトルの「薬」より「医」が語られているように感じました。
YMさん:
病の部分だけ見るのでなく、その人の背景、関係、信仰と人の全体、宇宙と、大きな全体から見ることが大事と言われていたのが心に残りました。映画製作のエピソードも楽しかったです。
YNさん:
板橋区と交流のあるボローニャ市のボローニャ大学、医学の分野でも歴史があるのですね。気候変動の影響からか、人類はこれまで接することの無かった動物やウイルスと接し、新たな病気の発生につながっているとの話を聞きました。温暖化をストップするとともに、新たな病気に対する医療の発展も必要ではと感じました。板橋は医療機関が充実しているとのこと。これからの動きに注目です。