医薬の根底にある思想を探して、世界各地を訪ね歩いた記録。あまり紹介されていない貴重な史料・エピソードが数多く収められています。
【タイトル】 薬へのプロムナード
【仕 様】 A5判 DVDブック(ボックスケース付き)
[DVD:54分/日本語/NTSC]
[冊子:88頁/オールカラー]
【 ISBN 】 978-4-900960-34-3
【定 価】 5,500円(税込)(税抜 5,000円)
【発売日】 2012年09月3日
【出版社】 株式会社アイカム
●序文 株式会社アイカム会長 武田純一郎
●シナリオ『薬へのプロムナード』
1章 西安の生薬市場から
2章 1720年マルセイユのペスト
3章 現代医薬の戦い方がもたらしたもの
4章 科学的医療はどこから始まったか
5章 心身二元論に始まる近代科学
6章 臨床医学の始まり 全体へのまなざし
7章 科学的医学は部分へ
8章 なぜ万物が薬になりうるのか
●協力クレジット
●製作スタッフ
●制作ノート
・迷い道
・ベルナールに乾杯
・ペスト史跡を訪ねて
・撮影許可のコツ
・ドイツが東西に分かれていた頃
序文 より
私たちは、長く生命科学映画を作り続けてきた。
現在主流になっている西洋医薬ばかりではなく、数千年の歴史をもつ漢方やアーユルヴェーダー医学・・先人の知恵として伝えられてきた薬もある。
病を知ることは、いのちを知ること。薬を知ることは、人間の証を知ることではないだろうか 。
「どう生きるのか」という問いは他の生物にはない。その問いが、人間の理性の誕生までつながっているのではないか。
医薬の根底にある思想を探して、近代科学の基礎になったデカルト、ゲーテ、スピノザ、臨床医学を拓いたというブールハーヴェ、クロード・ベルナールの実験医学も訪ねた。この映画は、いわば、薬の哲学散歩、お楽しみいただければ幸いである。