医薬の根底にある思想を探して、世界各地を訪ね歩いた記録。あまり紹介されていない貴重な史料・エピソードが数多く収められています。
【タイトル】 薬の心を訪ねて
【仕 様】 A5判 DVDブック(ボックスケース付き)
[DVD:59分/日本語/NTSC]
[冊子:84頁/オールカラー]
【 ISBN 】 978-4-900960-35-0
【定 価】 5,500円(税込)(税抜 5,000円)
【発売日】 2012年12月3日
【出版社】 株式会社アイカム
●映画『薬』について 株式会社アイカム会長 武田純一郎
●企画のことば 株式会社スズケン取締役社長 別所芳樹
●監修のことば 東京大学名誉教授/元日本医学会会長 熊谷洋
●制作のことば 株式会社シネ・サイエンス 郡司良
●シナリオ『薬』
1章 生命と生命の出会い 病と薬
2章 治す薬、癒す薬
3章 古代の生命観 医療と宗教
4章 病者の願い 苦痛を分かち合うもの
5章 環境の健康なくして、ヒトの健康はない
6章 医療倫理薬の心は人間を知る願いの中に
7章 薬 ミクロコスモスとマクロコスモスの狭間に
●協力クレジット
●製作スタッフ
●制作ノート
・ガスコーニュの二人の頑固者
・入るも難く、出るも難し
・ピポクラテスの約束
・生き物たちの夜明け
企画のことば より(抜粋)
映画「薬」がとりあげましたテーマは「科学の思想史を底流として、変わることのない薬本来の相(すがた)を知り、薬の心というべきものを明らかにする」ということでした。テーマは、壮大で、容易に処方箋の出る問題ではありませんが、人類が「健康に生きる」ためには薬はどうあるべきかを考える上に、映画が少しでもお役に立てることができるなら、これほど嬉しいことはありません。
監修のことば より(抜粋)
薬が古今東西を通じ医療とともにあったことは論を俟ちませんが、この映画はただに薬の本質のみならず医療の本質、人間存在の本質に思いを致すことを迫るものとなっております。
制作のことば より(抜粋)
この激変する現代医療にあってこそ、医薬のもつ真の意味「薬の心」を探ることが必要であると考えました。この映画「薬と人間」シリーズが企画された意義はそこにありました。
映画「薬」は薬の心をどういう方向で明らかにしようとしたか。端的にいえば二つ、一つは科学、一つは祈り=愛、すなわち「科学に愛の心を」が企画者の意図するところでした。
この映画が医療関係者だけでなく、すべての見る人に、薬について、医療について、また生命について、あらためて考えるきっかけになっていただければ幸いに思います。