今から1 世紀前、文人木下杢太郎として知られる太田正雄は、 パリのサン・ルイ病院サブロー博士に師事した。 当時大流行していた頭部白癬の原因真菌を発見、日本初の真菌分類を確立した。 同じ医真菌学に取り組んできた現代の研究者がその足跡を訪ねた。