北の丸博士のバイオのくすり研究室
制作年月 2006年6月(A,B,C)
2010年7月(D,E,F)
時 間 A:くすりの話 3分10秒
B:バイオでくすりをつくる 3分10秒
C:バイオでがんとたたかう 3分40秒
D:病気の話 3分25秒
E:細菌とのたたかい 3分6秒
F:インフルエンザの話 3分41秒
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A、B、Cは、サイドストーリー絵本DVD-Book 『探偵アイちゃん”細胞”博士を知る』として
発売中です。→詳細
(科学技術館での展示・映像は好評のうちに2016年で終了しました。)
あらすじ 北の丸公園内にある科学技術館の3階に、中外製薬の社会貢献事業の一環として、2006年7月より「北の丸博士のバイオのくすり研究室」がオープンした。この研究室は100万倍に拡大した細胞一個を表している。巨大な核やミトコンドリア、小胞体があり、子供たちが腰掛けられるコックピットが二つある。映像はその中に組み込まれている。

オープン当初は、A、B、Cの3つのプログラムだったが、2010年7月に新たにD、E、Fの3つが加わった。6つのプログラムからおはなしを選び、自分の手を装置に差し込むことでスタートし、その手の映像からズームアップして細胞の世界へ、 そして動いている生きた体の中へと入っていく仕掛けになっている。

A:「くすりの話」 薬探しは古今東西の草根木皮に始まり、80年前には抗生物質を見つけ、体の中にも重要な薬をみつけた。腎臓の作る赤血球を増やすエリスロポエチンは、今ではバイオの力で薬として細胞が作られている。

B:「バイオでくすりをつくる」 昔から、人間は生き物の力を借りる技術(バイオ)で、多様な食物や酒を作ってきたが、今、新しいバイオで薬が作られている。DNAに刻まれた楽譜のような情報で、必要な薬を専門の細胞に作らせている。病原菌と戦う白血球を元気づけるG-CSFもそうした薬の一つだ。

C:「バイオでがんとたたかう」 がんは自分の体の細胞が勝手に増えたり、悪さするので怖い。健康な細胞とがん細胞を見分けるのは難しく、従来薬の治療も妨げてきた。そこでがんの目印にくっつく抗体を、がんと戦う新しい薬として作り始めている。

D:「病気の話」 薬を使うのは病気を治すため。どうして病気になるんだろう。体内のいつもの調子がくずれる病気と、体外から病気のもとが入ってくる病気がある。細菌・真菌・ウイルス…こんな小さい敵に対して、体を守る細胞もいる。

E:「細菌とのたたかい」 血液には、赤血球にまじって体中をパトロールしている白血球、好中球がいる。細菌と戦い、体を守る細胞だ。カラがあって食べにくい細菌もいるけど、仲間の作った抗体のおかげで食べることができる。抗体や好中球を増やすバイオの薬も応援している。

F:「インフルエンザの話」 インフルエンザにかかると、ウイルスにやられてのどの線毛細胞も壊れてしまう。ウイルスは細胞に入り込んで増え、細胞から細胞へと広がるが、インフルエンザウイルスを増やさないため、細胞との結合を離せなくする薬も作られている。

受賞歴
企 画 中外製薬株式会社
監 修 鈴木 洋史 (東京大学医学部附属病院 教授・薬剤部長)
辻 勉    (星薬科大学薬学部微生物学 教授)
  ※企画社名、監修・指導学者の所属・肩書き等は完成当時のものです。
スタッフ 監督:武田純一郎
構成:武田純一郎
演出:川村智子(A〜D)、永海多恵(E)、中尾寛治(F)
撮影:武田温 / 林正浩 / 北原幸夫 / アイカム撮影部
実験研究:栢菅淳史 / 石崎美知子 / アイカム研究部
CG:永田雅己 / 中川仁子、DBI
キャラクターデザイン:森日出朝
音楽(作曲):宮川進
声:増岡弘 / 中川亜紀子 / 石川静
制作デスク:轟泰行 / 山内修
制作:長谷川高久 / 武田純一郎
制作補:井出絵実子
A、B、Cは、サイドストーリー絵本DVD-Book 『探偵アイちゃん”細胞”博士を知る』として
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(科学技術館での展示・映像は好評のうちに2016年で終了しました。)