Rheumatoid Arthritis ざわめく細胞たちの姿
制作年月 1995年4月
時 間 16分

あらすじ 慢性関節リウマチは、滑膜組織を舞台とした慢性の炎症性疾患です。

リウマチの滑膜組織の中では、T細胞や滑膜細胞などの細胞たちが、まさしくざわめいています。そのざわめきを顕微鏡でとらえた作品です。 特に、胸腺におけるナーシング細胞によく似た滑膜細胞とT細胞とのふれあいや、滑膜による破骨細胞の活性化は、この作品で初めて鮮明にとらえることができました。

さらに、リウマチの滑膜組織の中に、破骨細胞と非常によく似た多核細胞が存在することが映像化されたのも本作品が初めてではないでしょうか。

生き物を相手にした科学映画を撮り続けて来た私たちが大切にしているのは、生きた細胞のふるまいとの出会いであり、発見です。
受賞歴 1995 パルマ国際医学映画祭 医学部門レオナルド・ダ・ビンチ大賞
1997 ブラッセル国際科学技術映画祭 生理学佳作
企 画 日本新薬株式会社
日研化学株式会社
三菱化学株式会社
監 修 宮坂 信之 (東京医科歯科大学第一内科 教授)
学術指導 吉野 眞一 (日本医科大学リウマチ科 教授)
中村 洋 (日本医科大学リウマチ科 講師)
古屋 光太郎 (東京医科歯科大学整形外科 教授)
宗田 大 (東京医科歯科大学整形外科 講師)
桜井 裕士 (東京医科歯科大学難治疾患研究所)
※企画社名、監修・指導学者の所属・肩書き等は完成当時のものです。
スタッフ 演出:小澤英治
撮影:山内修
研究:高岡成好 / 森山ひとみ
解説:伊藤惣一
制作デスク:春日友喜
制作:武田純一郎 / 内山崇