アスペルギルス症への新たなる挑戦
制作年月 1992年5月
時 間 15分
あらすじ 深在性真菌症のほとんどが、易感染性宿主(コンプロマイズド・ホスト)に発症しますが、特に、癌化学療法や急性白血病における骨髄移植後の顆粒球減少を示す患者では、アスペルギルス感染の急増傾向が大きな問題です。免疫低下状態で起こるアスペルギルス感染は組織を破壊し、時には死に至ります。

生体内で何が起こっているのか。免疫抑制剤による好中球減少モデル動物をアスペルギルス感染モデルとして追究し、ついに菌糸が血管壁を突き破り、血流に逆らって伸びる生々しい場面をとらえました。

現在、アスペルギルス症を含む深在性真菌症に対して、新しい薬剤併用療法が探求されています。新しいアゾール系薬剤の抗真菌作用と、顆粒球コロニー刺激因子G-CSFによる生体防御能の活性化の両面からの治療効果を期待するものです。この映画では、感染モデル動物に対するフルコナゾールとG-CSFによ る治療実験を試みました。

 時代とともに病気も変遷します。高齢化社会の到来や、高度な現代医療が、真菌に対する抵抗力の減少した易感染性宿主の増加を招き、かつては稀だった深在性真菌症に対する取り組みが課題となってきたのです。
受賞歴
企 画 ファイザー製薬株式会社
監 修 山口 英世 (帝京大学医学部医真菌センター 教授)
学術指導 内田 勝久 (帝京大学医学部医真菌センター 助教授)
直江 史郎 (東邦大学医学部附属大橋病院病理部 教授)
渋谷 和俊 (東邦大学医学部附属大橋病院講師)
※企画社名、監修・指導学者の所属・肩書き等は完成当時のものです。
スタッフ 演出:小澤英治
脚本:小澤英治
撮影:山内修
研究:富田勉
作画:森日出朝
解説:伊藤惣一
制作デスク:戸田祥一郎
制作:武田純一郎 / 内山崇