骨のリモデリング　−吸収と形成のカップリング−
制作年月 １９９０年９月
時　間 １６分
あらすじ 骨を造りかえる細胞の営みを、組織培養した骨で、顕微鏡下に追っていきます。

破骨細胞が骨を溶かし吸収が進むと、そこに小さな骨芽細胞が分化し、現れてきます。骨芽細胞が穴を埋め戻すように新しい骨を造っていくのです。骨の破骨から造骨へのバランスのとれた連携によって健康な骨の再構築リモデリングが営まれています。

この「骨吸収」から「骨形成」への一連の作業を調節している物質は何か。誘導因子の一つTGF-βのはたらきを調べます。

当時、骨の研究の最前線で話題のカップリングファクター、その有力候補のTGF-βを、世界で初めて生きた骨の組織で染めだすことに成功しました。
受賞歴 1991　パレゾー国際科学映画祭 科学研究特別賞
1997　ブラッセル国際科学技術映画祭 大学教育賞
1997　ブラッセル国際科学技術映画祭 生理学賞
企　画 武田薬品工業株式会社
監　修 折茂　肇　（東京大学医学部老年病学　教授）
学術指導 小澤　英浩　（新潟大学歯学部　教授）
須田　立雄　（昭和大学歯学部　教授）
細井　孝之　（東京大学医学部）
※企画社名、監修・指導学者の所属・肩書き等は完成当時のものです。
スタッフ 演出：武田純一郎 / 富田勉
脚本：本尾真
撮影：富田勉
研究：浅香時夫
作画：森日出朝
音楽：宮川進
解説：窪田等
制作デスク：長谷川高久 / 轟泰行
制作：武田純一郎 / 内山崇