甦る意欲・自発性 脳卒中後遺症の壁をこえて
制作年月 1987年10月
時 間 28分

あらすじ 脳血管障害後遺症の一つに意欲・自発性の低下といった精神症状があります。このため患者はベッドから離れようとせず、障害を治そうとする自覚も生じにくいと言われています。意欲・自発性の低下とは、実際にどのような症候なのか。患者さんや家族の協力を得て、その姿にせまります。

顔の表情、眼、発話のリズム、発語の数、たずねられた以外は答えないなど、意識ははっきりしているものの、意欲がわかないためにみせる症候。そうした患者さんを追うこと3ヵ月、改善剤の服用によって、意欲・自発性を取り戻していきます。

治療記録映像として、脳梗塞後遺症患者の治療前後を虚心坦懐に撮影するスタッフにも、失った意欲を取り戻し、リハビリに向かおうとする患者さんの生きる喜びが伝わってきて、感動しました。
受賞歴
企 画 日本チバガイギー株式会社
監 修 大友 英一 (浴風会病院 院長)
学術指導 笹生 俊一 (国立療養所宮城病院 院長)
石津 汪 (北九州市立小倉病院糖尿病センター 部長)
前田 敏弘 (滋賀医科大学解剖学 教授)
※企画社名、監修・指導学者の所属・肩書き等は完成当時のものです。
スタッフ 演出:中尾寛治
脚本:中尾寛治
撮影:栃沢正夫 / 奥田幸夫
解説:伊藤惣一
制作デスク:轟泰行
制作:吉野俊昌