院内感染 発生要因と対策 (Part I, Part II )
制作年月 Part I :1983年6月 / Part II :1984年10月
時 間 Part I :32分 / Part II :30分
あらすじ 現代医療は、一方で治療のために病原体に感染しやすい抵抗力減弱宿主を増やすことにもつながり、難治性の院内感染の問題も現れてきました。

重篤な基礎疾患の上に発生する院内感染は、診断治療が困難で大きな問題です。免疫能の低下した宿主では、本来我々が持っている感染防御のしくみが作用しません。院内感染の誘因になる免疫能低下はどのような状態なのか。マウスの抵抗力減弱モデルでの感染実験や、抗体添加による好中球の回復実験を顕微鏡撮影で見ていきます。

院内感染が難治化する危険性、その原因、予防の重要性と具体的な方法、臨床における治療の実際を描きます。

医療現場でいまだに関心が高い問題ですが、院内感染が社会問題化され始めた当時、各地の病院の協力を得て、いち早く映像化され、病院あげてのチーム医療の実践など医療者が意識をもって取り組むべき予防対策の重要性を呼びかけました。
受賞歴 日本医師会推薦(Part I ・Part II)
企 画 ヘキストジャパン株式会社
監 修 川名 林治 (岩手医科大学医学部細菌学 教授)
学術指導 (Part I )
松本 慶蔵 (長崎大学熱帯医学研究所内科 教授)
橋場 邦武 (長崎大学医学部第三内科 教授)
熊澤 淨一 (佐賀医科大学外科学泌尿器科 教授)
(Part II )
熊本 悦明 (札幌医科大学泌尿器科 教授)
柳澤 融 (岩手医科大学医学部放射線科 教授)
星 秀逸 (岩手医科大学医学部救急センター 教授)
市橋 保雄 (国立小児病院 院長)
堀 誠 (国立小児病院 副院長)
畑下 敏行 (東邦大学医学部中央検査部 助教授)
浅野 献一 (東京大学医学部胸部外科 教授)
古田 直樹 (東京大学医学部胸部外科)
小林 寛伊 (東京大学医学部中央手術部 助教授)
勝沼 英宇 (東京医科大学老年病学 教授)
二瓶 宏 (虎の門病院腎センター)
名倉 宏 (名古屋大学医学部 助教授)
螺良 英郎 (国立療養所刀根山病院 院長)
志村 秀彦 (福岡大学医学部第一外科 教授)
檀 健二郎 (福岡大学医学部麻酔科 教授)
※企画社名、監修・指導学者の所属・肩書き等は完成当時のものです。
スタッフ (Part I )
演出:中尾寛治
脚本:中尾寛治 / 本尾真
撮影:加藤和三 / 奥田幸夫
研究:浅香時夫
解説:伊藤惣一
制作デスク:轟泰行
製作:郡司良
(Part II )
演出:前田庸言
脚本:前田庸言 / 浅香時夫
撮影:加藤和三 / 豊村謙治
研究:浅香時夫
解説:窪田等
制作デスク:轟泰行
制作:郡司良