カエル 遺伝発生学の開拓
制作年月
1980年4月
時 間
35分
あらすじ
遺伝発生学とは何か。それを知るには、その実験動物として、人の手で作られたカエルの開拓の歴史を知るのが早道です。遺伝と発生にまたがる問題の解明をめざして始まったさまざまな試行錯誤、エサの確保の苦労を重ね、戦争による中断を超え、成功に至るまで、広島大学理学部両生類研究施設の基となった、川村智治郎先生、西岡みどり先生らの30年の歩みを描きました。
放射線による突然変異や、キメラへと研究は広がり、広島の科学者によって切り開かれた初期の生命科学の紹介によって、よりよく生きることへの願いから生まれた生命の科学と、私たちのつながりを、今、再び問いかけます。
受賞歴
1981 科学技術映画祭 優秀作品賞
企 画
日本学術振興会
監 修
川村 智治郎 (広島大学 名誉教授)
西岡 みどり (広島大学付属両生類研究施設施設長・理学部 教授)
学術指導
※企画社名、監修・指導学者の所属・肩書き等は完成当時のものです。
スタッフ
演出:武田純一郎
脚本:武田純一郎
撮影:大小島嘉一 / 長谷川高久 / 杉山章
研究:浅香時夫
作画:森日出朝
音楽:池野成
ナレーター:伊藤惣一
制作:郡司良
制作デスク:轟泰行