腸管と腸内微生物
制作年月
1979年10月
時 間
31分
あらすじ
乳酸を産生する細菌は腸のはたらきに有用だといわれてきました。この映画の前半では、「腸管」の構造とはたらきを、生体染色や顕微鏡微速度撮影などで、そして「腸内微生物」の研究手法も丁寧に解説していきます。腸管の動きを営む二つの筋層と二つの神経叢、絨毛の根元クリプトに存在する消化管ホルモン分泌細胞。腸管の栄養や免疫に関わる腸管特有の血管、リンパ管、免疫組織。
後半では、無菌マウスに、種々の細菌を腸に植え付けた上で、γ線を照射して延命効果の違いや腸管の運動や構造の変化を調べ、乳酸菌の効果を実証しました。さらに腸内微生物が腸管の構造形成とどのように関わり、免疫の発達や、健康の維持に関係しているのかを紹介したものです。
受賞歴
厚生省推薦
日本医師会推薦
企 画
株式会社ヤクルト本社
監 修
西田 尚紀 (金沢大学医学部 教授)
中山 沃 (岡山大学医学部 教授)
藤田 恒夫 (新潟大学医学部 教授)
小林 繁 (新潟大学医学部 助教授)
中谷 林太郎 (東京医科歯科大学医学部 教授)
光岡 知足 (理化学研究所 主任研究員)
松丸 清 (茨城県立中央病院外科)
※企画社名、監修・指導学者の所属・肩書き等は完成当時のものです。
スタッフ
演出:武田純一郎
撮影:長谷川高久 / 杉山章
研究:浅香時夫
音楽:池野成
制作デスク:轟泰行
制作:郡司良