『染色体に書かれたネズミの歴史』という映画

ネズミの歴史? 何だそれ?書いてあるの?染色体に???
この映画はね、生き物が暮らす地域を広めていく、その歴史を読み解く物語なんだ。日本はユーラシア大陸の端っこに浮かぶ小さな島国でしょう?こんな絶海の孤島に、どうやって生き物がやってきたのか。その謎がだんだん分かってくるんだよ。
(@・д・@)そんなことまで書いてあるの?染色体に?
そこがユニークなんだよね。染色体は、DNAのカタマリ。いわば究極の個人情報だ。
僕がどこから来たのか、僕の染色体にも書いてあるわけ?
実はね、ひとりひとりの染色体を調べても、それは分からないんだ。それこそ「個人的なこと」しか分からないんだよ。だけど、大勢を調べるとね、こっちとそっちは近いな~、とか、順番に並びそうだな~、なんて、お互いの関係が見えてくるんだ。それをどんどん広げると、誰と出会って、どこへ渡り歩いて来たのか、なんて歴史が分かってくる。

そういう方法を考える人がいるんだねぇ。
一筋縄じゃ無いけどね。この写真をみて。染色体の写真だよ。

!!(゚∀゚) ほんとにこんな形してるんだッ
染色体は、細胞分裂の時にだけ現れる特殊な形態だよね。ちょうどそのタイミングで細胞を破裂させると、こんな写真がとれる。これをひとつずつハサミで切り抜いて、大きさ順にならべると、それぞれの特徴が見えてくるんだ。核型解析っていうんだよ。
うぅぅぅん、なんだか難しそう。
根気のいる作業だよね。
DNAをチョチョイのチョイ(*゚ー^)/’`*:;,。で調べたり、できそうだけど。。
じつはDNAを読み解けるようになったのは、かなり最近なんだ。分子生物学は猛烈なスピードで発展してる。この映画では、系統解析研究の黎明期に最先端の科学者がどんなことをやっていたのか、垣間見ることができるよ。
最初の最初から見れるなら、ついて行けるかもしれない。
発見に次ぐ発見、だんだん見えてくる全体像、そして新たなる興味。手法は進歩しても、根っこにある探究心は今も昔も同じだからね。一緒に研究している気分で楽しめると思うよ!

★★★DVD-Book『染色体に書かれたネズミの歴史』のご紹介★★★

生物の歴史は染色体に書かれているという。

国立遺伝学研究所の吉田俊秀先生は染色体の数と形の異なる2種類のクマネズミの分布が積雪50cmラインにほぼ一致することを発見。さらにその起源を追って、ネズミの進化や人間の歴史までもが浮かび上がってきた。

1975年芸術祭優秀賞の受賞上映会で会場を埋めた人々は息をのんでこの映画に見入った。科学映画の名作がDVDブックで登場!

監督:武田純一郎

定価 3,500円 (本体価格3,334円+税)

DVD 34分 Book(シナリオ付き)72頁・日本語版・英語版・ISBN978-4-900960-33-6 C0845 \3334E

  • ベニス・パドバ国際科学映画祭 牛頭賞
  • シカゴ国際映画祭 金賞
  • リオ・デ・ジャネイロ国際科学映画祭 銀賞
  • 芸術祭優秀賞
  • 科学技術映画祭 優秀作品賞
  • 教育映画祭 最優秀文部大臣賞
  • 国際科学技術映画コンクール東京大会 奨励賞
  • 日本紹介映画コンクール 特別賞
  • 日本医師会推薦/日本映画ペンクラブ推薦/優秀映画鑑賞会推薦

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